自転車の安全鉄則
疋田 智著「自転車の安全鉄則」 を読んだ。
中に書いてあることはいいことだなぁと納得させられることばかりでした。
ただ、ちょっと気になったのが、終盤の自転車についての施策を優先順位をつけて記述している部分に「トリアージ」という言葉を使っていたことです。
限られた資源の中で優先順位をつける、という意味では正しい使い方なのかもしれませんが、大阪近辺在住の私が「トリアージ」で思い浮かべるのは、JR福知山線の脱線事故です。現在も時々利用しているJR福知山線で起きた凄惨な事故です。
その事故においてトリアージが行われたということはよく知られています。現場にいた人々はやるせない思いを抱えてつつ、あるいは感情を消してトリアージを行っていたのではないでしょうか?助けられる命、助けられない命、それを選別することは、どんなに合理的な基準があったとしても、人としてつらいものがあったのではないかと思います。
その「トリアージ」という言葉を、たかが自転車についての施策の優先順位に使ってもいいものかなと。
カテゴリー0は「黒」。つまり「死亡もしくは救済不可能なもの」ですから、それではまずい(笑)。
上は「自転車の安全鉄則」からの引用(p223)になります(太字修飾は私が追加)が、助けたくても助けられない命、他の命と引き換えにされた命、そのタグとなる「カテゴリー0」と「(笑)」をつなげられる氏のセンスに呆然としました。
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